今回は魔法使いの嫁(まほよめ)のアンジェリカ・バーレイという登場人物について調べてみました。
アニメではエリアスの知人として既に登場しましたね。
実は今季アニメが公開される以前に、すでにアニメ映像として登場していた人物です。
2016年から2017年にかけてイベント上映、
コミック特装版DVDとして公開された「魔法使いの嫁 星待つひと」三部作の前編の冒頭シーンを務めたのが、このアンジェリカです。
チセとエリアスと深く関わりがありそうな彼女。
イギリス・ロンドンという都会の街中で、道具に囲まれた工房の中どのような暮らしをしているのか?
男勝りでシンプルな装いなのに両腕を隠しているのも気になりますね!アネゴ肌な印象の、アンジェリカの秘密を追っていきましょう。
魔法使いの嫁のアンジェリカは何者?家族と魔法使いの暮らし
アンジェリカはイギリスのロンドンで工房を構えている女性です。
絶滅寸前の魔法使いの一人で、魔法機構「マギウス・クラフト」の技師。
「石切蜂(ジェムズ・ビー)」という別名があります。
魔法を使い様々な道具の加工や制作を行っており、
電気の代わりに魔力を動力にする道具やからくり、宝石の加工やナイフ造りなどを請け負っています。
ヒューゴという悪戯好きな水の妖精(ヴォジャノーイ)が使い魔。
エリアスが「ハネムーンの準備をしに知人のところへ行こう」とチセをこのお店へ連れて行ったのが、彼女との出会いです。
ハネムーンの準備とは、魔法使いの弟子として来たチセに必要なものをアンジェリカに調達してもらう、ということだったのでしょう。
エリアスにはアンジーと呼ばれ、父親の代から知り合いで長い付き合い。
チセがプロポーズされたと言ったときには「この変態が!」と言ってぶん殴っていましたね(笑)。
ヒューゴにも「あの半端者が弟子をとった」と馬鹿にされていました。
父親も魔法機構の技師でしたが、彼女(魔法使い)とは違い魔術師でした。
夫はデイビットという普通の人間ですが、
アルシアというひとり娘は魔法使いの素質をもっています。
魔法使いの嫁の姉御、アンジェリカが語る魔法と魔術についてと、隠された腕の秘密
アンジェリカは、この世には魔術と魔法の二種類があると言います。
魔術師が扱うものは魔術という科学であり、
この世のことわりを理解し、自分が持つ魔力で組み替えたり書き替えたりして結果をおこすことを言います。
魔法使いが使う魔法は、妖精や精霊の力を借りてそのことわりに干渉して起こす奇跡のことを言います。
現実でいうと、魔術は証明できること、
魔法は科学では証明できない不思議なモノ、といったところでしょうか。
魔法のほうが楽に思えますが、他人の手足を借りてるから加減や操作が難しいとアンジェリカは言います。
実際に修行中に失敗して、腕にエメラルドの結晶のような傷が無数にあります。
腕を隠す理由はその傷にあったのですね。
都心に店を構えているので尚更なのでしょう。
まとめ
アンジェリカはエリアスの古い友人で、技師をしている魔法使いでした。
自分は魔法使いで父親は魔術師だったので、
魔法についてはとても詳しい人だと予測できます。
自身の過去の失敗もあるのか、魔法使いの素質があるチセには「魔法は勉強が必要だ」
と母親のような眼差しで接してくれます。
ひとつ気がかりなのは「星待つひと」の冒頭で「ひとりぼっちのほしのこは」という絵本をなぜアンジェリカが持っていたのか、
ということです。
チセが幼いころ「迷い家(まよいが)」である森の図書館にいた男性から貰った大切な本です。
当時の家を出ていくときに手放した本がアンジェリカの家にあったのです。
たまたま古本市で見つけたと言っていたのですが、
日本のものがロンドンにあることと、「これは私からのプレゼント。喜んでくれるといいな」と言っていたことで、
偶然とは思えない何かがあるような気がします。
孤独だったチセにとってはアネゴというより母親的存在の、温かく受け入れてくれる大切な人の一人だということは間違いないでしょう。
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