『クジラの子らは砂上に歌う』、アニメも原作も好評ですね。
そんな『クジラの子らは砂上に歌う』で主人公・チャクロらが住む泥クジラを取りまとめる長老会。
61歳から長老会の一員となることができる長老会には隠していることがあるのです。
今回はそんな長老会の隠している秘密をネタバレしていきたいと思います!
長老会とは?
冒頭にも書いた通り、長老会は『クジラの子らは砂上に歌う』で主人公・チャクロらが住む泥クジラを取りまとめる存在です。
首長を中心に長命な”無印”の人々で構成されており、『クジラの子らは砂上に歌う』開始当初の首長はタイシャという女性で、チャクロらが信頼を寄せるスオウは次期首長候補とされています。
長老会のメンバーは、長老会用の白い衣装を身に着けている人がほとんどですが、主人公・チャクロの祖父であるコガレはほかの住民と同じ服装をしています。
さて、そんな長老会には隠されてことがあります。
次の項目でその秘密を暴いていきたいと思います。
長老会が隠している事とは?
『クジラの子らは砂上に歌う』に登場する長老会。
長老会は泥クジラの住人に隠していることが明かされるのは、泥クジラが帝国からの最初の襲撃でタイシャが亡くなった後でした。
タイシャが亡くなった後、スオウは泥クジラの新しい首長に任命されます。
新たな首長となったスオウは長老たちから”泥クジラを砂の海に沈めるように”と命じられます。
なぜ、泥クジラを沈めなければならないのか?
理由は泥クジラの祖先に関わりがあります。
そして、泥クジラの祖先についての事が、長老会が泥クジラの住民に隠していることなのです。
泥クジラの祖先とは?
泥クジラの住民の祖先たちは、元は帝国にいた人間だと長老たちは語ります。
100年ほど前、祖先は帝国で罪を犯し、”ヌース・ファレナ”と共に砂の海に流される刑となり、その刑はまだ続いていると言います。
帝国は泥クジラの住民を処刑することを目的ならば、罪人の末裔である自分たちに抗う資格はないし、戦力的にも抵抗できない、それなら潔く泥クジラを破壊して、泥クジラと共に砂の海に沈もうと長老たちは考えたのです。
では、泥クジラの祖先が犯した罪とはなんでしょう?
祖先の罪とは?
泥クジラを襲ってきた帝国には、感情を”ヌース(魂形)”捧げる決まりがあります。
感情は憎んだり、殺しあったりなど害悪であるため、不必要なものだというのが帝国では当たり前の考えだったのです。
帝国は感情統制を行うことで国をまとめていました。
泥クジラの初代首長だった女性ズィオや泥クジラの祖先たちは、感情統制に反対しており、特権階級の人が持つ”ヌース(魂形)”に吸収される感情を最小限にすることが出来る”サルクス(魂肉)”を盗み出し、人々に分け与えるという活動を行っていたのですが、それが帝国に知られることになり、罪人として流刑に処されたのです。
これが泥クジラの祖先が帝国で犯した罪です。
長老会の最年長である3代目首長のビャクロクは、流刑された当時、母親のお腹にいたため、帝国での思い出はないものの、泥クジラに送られてからの泥クジラの人々を見続けた人です。
そのため、余計、罪人の末裔としての意識が強く、泥クジラを沈めるという選択を選んでしまったのではないでしょうか?
まとめ
以上、『クジラの子らは砂上に歌う』長老会の隠していることについてのネタバレでした!
いかがでしたでしょうか?
感情を捧げることを拒否しただけで、帝国から追い出されてしまった泥クジラの祖先にも、罪人として秘密を抱え続けた長老会のメンバーにも心が痛みますね。
そして、実は長老会にはもう一つ隠していることがあるのです!
それは泥クジラに住む”印”に関わることなのですが…。
こちらはまた別の記事にて詳しく書きたいと思いますので、どうぞお楽しみに☆
コメント