『魔法使いの嫁』シルキーの過去と日記の内容を公開！

今回は「魔法使いの嫁」の謎の少女・シルキーについて掘り下げていきましょう。

エインズワース家ではチセを除けば紅一点のメイドさんで、
しかもロリータファッションに身を包んだ金髪の美少女。

主要登場人物の中では一番女の子らしく、
可愛らしい癒し的な存在なのではないでしょうか。

ところがドールみたいな容姿とはうらはら、いつも無表情で無口で淡々と物事をこなす彼女。
ほんとにフランス人形がネジか何かでそのまま動いているみたいですよね(笑)。

「銀の君」と呼ばれる彼女は昔「バンシー」であり今は「ブラウニー」と呼ばれる妖精です。
それぞれどういったものなのでしょうか？

単行本のカバーを外した表紙には「シルキーちゃん日記」という漫画が載っており、
それもファンの間では密かな楽しみになっているとか。
その気になるネタバレも含め、シルキーの過去を探っていきましょう。

シルキーの役割と、彼女の過去

シルキーはエリアスの家に同居する「家事妖精（ブラウニー）」です。

ブラウニーとは民家に住み着いて人間の手助けをし、
その家を繁栄させるなど日本でいう座敷童のようなものだそうです。

伝説上ではボロ布を着ていて容姿が茶色いことからブラウニーと呼ばれ、
働く目的は衣類を手に入れることであり、目的を果たしてしまうと家を出て行ってしまいます。

シルキーに関してはとても綺麗な洋服を着ているのでそれが目的ではないのでしょうね。

エリアスは、彼女のことを「使用人というか、家の女主人」と紹介します。

いつも淡々と家事や世話を完璧にこなしてくれる彼女に、
エリアスも一目おいているのでしょう。

メイドとはいえ、どこか逆らえない雰囲気もありますよね(笑)。

家事のほかには薬の販売の手伝いなどもしている、エインズワース家にはなくてはならない存在です。

そんな彼女はエリアスの家の入る前は「泣き女（バンシー）」でした。
バンシーとは、その泣き声で家人の最期を予告する妖精だそうです。

しかし憑いていた家が絶えてしまい、悲しみ彷徨っていたところを妖精の女王であるティターニアに付き添っている妖精「丘の防人（スプリガン）」に助けられます。

スプリガンの協力で新しい家を見つけ、そのときにバンシーからブラウニーになり、「絹女給（シルキー）」と呼ばれるようになるのです。

単行本のカバーをめくると「シルキーちゃん日記」を読むことができます。
名前からしてとても可愛いですよね！

本編ではあまり見ることができない、表情豊かなシルキーが見られます。

「お礼は受け取らない」などといったブラウニーならではの特性や、
スプリガンと文通を行っている場面など、彼女自身の掘り下げ。

また、一生懸命に掃除や洗濯をしている日常生活が微笑ましく描かれています。

エインズワース家のインテリアなども掲載されており、
掘り下げて読みたい方には、一度買ったら二度おいしい豪華な特典と言えると思います。

原作では一歩引いている存在なだけに、これでシルキーファンになる方も多いのではないでしょうか。

これ、是非アニメでも放送してほしいですよね！
もっと喋って動いているシルキーちゃんが見たいです。

普段は淡々と家事をこなす彼女ですが、
しっかり意志があり、エインズワース家のみんなから愛される理由がわかったような気がします。

実はスプリガンに助けてもらったときに家を失った悲しさからか
「もっとみんなの傍にいたい」と願望を言います。

今のシルキーからはあまり想像できませんよね。

そこで「今度はお前が明かりを守ればいい」と告げられ、
美しいブラウニーの姿になります。

そのスプリガンの言葉を胸に日々暮らしているのだなと思います。

また、シルキーはエリアスとチセから「銀の君」と呼ばれています。

欧米人が彼女のことを「ハニー」と言うように愛情をこめて言っている部分もあるのかなと思いましたが、

今の美しい銀の花のような姿とブラウニーという役割に対して敬意もあるのだろうなと予想しました。

シルキーはチセの訪問にはとても喜んでいて、
べったりくっついているときもあるくらい大好きなようです。

スレイ・ベガだからというのもあると思います。
心の闇が深いまま来たチセにとっては同居人の中で癒される存在なのだろうと思います。

主要な場面での出演機会は少ないようですが、
エインズワース家の重要な妖精としてこれから力を発揮するときはくるのでしょうか？

個人の意見としては、スプリガンの言葉通りどっしりと家の明かりを守っていてほしい気もします。

アニメでも、スピンオフやおまけなどでもっとシルキーちゃんを見てみたいですね！