今季のアニメの中でも注目の魔法使いの嫁(まほよめ)。
原作を知らずアニメから見ている方は、タイトルからは想像がつかないほどダークで深いストーリー展開であることに意表をつかれているのではないでしょうか。
その根源であるのが、チセの悲しい過去と持って生まれた素質であると言ってもいいでしょう。
その能力が「スレイ・ベガ」であると言われています。
「人間」生活では忌み嫌われ、
魔術師からは常に狙われているというスレイ・ベガとは一体?
今回は、そのチセの魔法使いとしての素質を過去の出来事とともに追っていきましょう。
そして、この物語の大きなキーワードになってきそうなスレイ・ベガの謎についても紐解きます。
物語のはじまり。魔法使いの嫁であるチセの過去と持って生まれた素質とは?
本名は羽鳥智世(はとりちせ)。
生まれ持って不思議な能力があり、人でないものを見聞きすることができます。
魔物のような黒い生物や怪物のようなものが突然現れたり襲ってきたりするので、
普通の日常生活が送られません。
チセひとりだけが恐ろしいものばかり見え、おびえ続けて生活している日々。
もちろん周囲は理解してくれません。
実の父親と弟はついに家を出ていき、母は目の前で自ら命を落とします。
その後引き取られた家庭でもチセが原因で家族が離れ離れになってしまうなど、
とても悲痛な幼少期を送ります。
学校でも馴染めず、人生に疲れ果て、屋上から身を投げ出そうとしたことも。
そのときに能力を見出され、自分自身を人身売買にかけ、チセを買ったエリアスに出会います。
魔法使いのエリアスの弟子となってからは一緒に生活し、
本当の家族のように生活しています。たまに顔に影は残るものの、
チセにとってはやっと自分を受け入れてくれる人たちに
出会えたという喜びが大きかったのでしょう。
少しずつ笑顔が戻り、前向きに暮らし、
世界を楽しんでいるように見えます。
まだ15歳の彼女の壮絶な過去と、これから始まる未来から目を離せません。
魔法使いの嫁のスレイ・ベガと、チセの能力
周囲と彼女自身を脅かしていた能力というのが「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」です。
特殊な魔法的性質をもつ者がそう呼ばれ、
魔力の生産と吸収に極めて長け、
ほぼ無限に魔力を生み出せる存在とされます。
その身から放たれる魔力によって、本人の意思とは関係なく魔や妖を引き寄せ、魅了します。
妖精たちからは「愛し仔(ロビン)」などとも呼ばれ、
その性質から膨大な魔力の貯蔵庫としても使えるので、
魔術師から常に狙われている存在なのです。
しかし、普通に生きているだけで限りなく魔力を消費してしまうため、
肉体が負荷に耐えられなくなり、寿命はとても短いとされます。
チセはスレイ・ベガの中でも魔法使いとしての潜在能力も持っている珍しいタイプとされ、
エリアスに見込まれ弟子であり妻にもしたいと申し入れられます。
ただしこの能力を制御出来ないままでいれば寿命は後3年くらいとされ、
チセはまだコントロールする術を持っていません。
その運命もエリアスが握っているようです。
まとめ
チセはスレイ・ベガという特殊な能力によって苦労し、
そしてついに自分の居場所を見つけました。
エリアスが見つけてくれるまでは嫌悪されていた力であり、
チセ自身も窮地に追い込まれた力。
それがエリアスたちのいる世界では求められ、
周囲を魅了させる力でした。
特殊な故にプラスとマイナスの対価も大きい。
しかし、それとうまく付き合い美しい世界を楽しむ、
といったこの物語の大きな枠が知れたような気がします。
これからエリアスとチセがどう寿命や魔力と向き合っていくのか、見逃せませんね。
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